Exhibition
第22回 福岡アジア美術館
アーティスト・イン・レジデンスの成果展
空と地のはざまで
いまや⼈類の⼤多数が地球上の1%にも満たない都市に住み、膨⼤なエネルギーと動植物の⽣命を消費しながら⽣きています。その先に何が待っているのでしょうか。2024年度第1期のレジデンスには、国内外から6名のアーティストが参加しています。彼ら彼⼥らは、世界を思いのままに改変しつづける⼈類の営みに対して、それぞれの地平から応答してきました。本展では空と地、過去と未来のはざまで試⾏錯誤するアーティストたちの活動と作品を紹介します。
イベント概要はこちらARTIST
Artist Profile
エコ・ヌグロホ
Eko Nugroho
滞在期間:2024.8/24ー9/21
1977年インドネシア・ジョグジャカルタ⽣まれ、ジョグジャカルタ在住。絵画、刺繍、彫刻、映像にいたるまで、地域の伝統と都市環境に深く根ざしながら、ストリート・アート、グラフィティ、漫画の要素を織り交ぜた作品を制作している。
Artist Profile
マハブブ・ジョキオ
Mahbub Jokhio
滞在期間:2024.7/12ー9/21
1992年パキスタン・メラブプール⽣まれ、ラホール在住。⽇常から出発し、歴史、詩学、政治、気候危機などの幅広い視点から作品を制作。イメージが⽣み出され、受け⼊れられるメカニズムについて疑問を投げかけてきた。福岡では絶滅危惧種の⿂をテーマにしたインスタレーションを制作する。
Artist Profile
レガ・アユンディア・プトゥリ
Rega Ayundya Putri
滞在期間:2024.7/1ー10/2
1988年インドネシア・スラバヤ⽣まれ、バンドン在住。ドローイングの⼿法を軸に、現実の出来事や問題から着想を得たスペキュラティブ・フィクションを展開する。福岡では河童伝説や福岡の⾵景をヒントに、廃棄された電⼦機器を⽤いて未来の環境下における⼈類の進化を描いたドローイング・インスタレーションを展⽰する。
Artist Profile
安田 葉
Yasuda Yoh
滞在期間:2024.7/1ー10/2
1988年神奈川県⽣まれ、神奈川在住。デジタル化により失われつつある伝統⽂化に強くひかれ、2019年からインドネシアの凧⽂化や太平洋諸島の⾃然環境を研究し、持続可能な芸術表現としての凧を制作。福岡では「⾵」を利⽤して移動する動植物をテーマに、その豊かさや多様性を「凧」のインスタレーションとして表現する。
協⼒:イ カデック ドゥイ アルミカ
Artist Profile
浦川 大志
Urakawa Taishi
滞在期間:2024.7/1ー12/25
1994年福岡県⽣まれ、福岡在住。「現代の⾵景画(遠近法)」をテーマに、グラデーションの線やインターネット上に存在する画像などを組み合わせた絵画を制作してきた。現在は12⽉の第2期成果展に向けて、「博多べい」に着⽬した作品プランを構想中。
Artist Profile
上村 卓大
Kamimura Takahiro
滞在期間:2024.7/1ー12/25
1980年⾼知県⽣まれ、福岡在住。「彫刻とは何か」を問いながら、⾝の回りにあるものや、⽇常をともにしながら時間が経過した「他愛のないもの」などを彫刻作品として制作してきた。今回の滞在では、制作スタジオに別の機能をあたえることで、制作する場やアーティストの意味を問い直す。
※7-12⽉の⻑期レジデンスをおこなう福岡アーティストは、その制作プロセスの⼀端を今回の成果展にてご紹介します。
Exhibition Info
第22回 福岡アジア美術館
アーティスト・イン・レジデンスの成果展
空と地のはざまで
- 会期
- ~
- 会場
- Artist Cafe Fukuoka(福岡市中央区城内2-5) スタジオ、ギャラリー、グランド・スタジオほか
- 開館時間
- 11:00~17:00
- 休館日
- 9月17日(火)、9月24日(火)
- 観覧料
- 無料
- 主催
- 福岡アジア美術館
- 共催
- 西日本新聞社
- 協力
- チーム・アペルト
「第1期 アート・ラウンド・テーブル」
福岡で滞在制作された作品やその背景、共通して⾒えてくるテーマについて、6名のアーティスト全員からじっくり話を聞きます。
- 日時
- 9⽉15⽇(⽇)14:00〜17:00
- 会場
- Artist Cafe Fukuoka コミュニティスペース(福岡市中央区城内2-5)
- 料金
-
申込不要・⼊場無料
※海外アーティストのトークには逐次通訳あり
※詳しくは福岡アジア美術館のWebサイトやSNS等をご覧ください
https://faam.city.fukuoka.lg.jp/