福岡アートアワードは、福岡市美術館が、Fukuoka Art Nextの一環として実施する事業です。福岡市内で目覚ましい活動をおこない、今後さらなる飛躍が期待できるアーティスト(美術作家)を対象に、作品の買い上げをもって贈賞します。贈賞によりアーティストを支援し、買い上げ作品は福岡市美術館の所蔵品として展示活用されます。これにより、福岡市にアーティストが集まり、質の高い作品の展示や市民がアートに親しむ機会が増え、福岡市が彩りにあふれたアートのまちとなることを目指します。
1952年横浜市生まれ。1978年慶應義塾大学大学院修士課程修了後、神奈川県立近代美術館学芸員として勤務。2011年より現職。主な企画展に、「萬鉄五郎展」(1985)、「エゴン・シーレとウィーンの世紀末」(1986)、「オットー・ディックス」(1987)、「芸術の危機」(1995)、「アントニー・ゴームリー」(1996)、「世界図鑑」(2007)、「エル・アナツイ」(2011)など。第26回サンパウロ・ビエンナーレ(2004)日本コミッショナー(「Vozes de Sibéria: Shin Miyazaki」)、第3回横浜トリエンナーレ「タイムクレヴァス」(2008)アーティスティック・ディレクター。
植松 由佳
(国立国際美術館 学芸課長)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、財団法人ミモカ美術振興財団勤務を経て、2008年より国立国際美術館に勤務、2021年より現職。現代美術を中心に国内外で展覧会を企画。近年の主なものに「They Do Not Understand Each Other」(2021、共同企画、香港Tai Kwun Contemporary)、「ヤン・ヴォーーォヴ・ンヤ」(2020)、「国立国際美術館開館40 周年記念:トラベラーまだ見ぬ地を踏むために」(2018、共同企画)、(いずれも国⽴国際美術館)など。第54 回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館コミッショナー(2011、作家:束芋)、第13回バングラデシュ・ビエンナーレ日本参加コミッショナー(2008)を務めた。文化庁アートプラットフォーム事業・日本現代アート委員会副座長
堀川 理沙
(ナショナル・ギャラリー・シンガポール、キュレートリアル&コレクションズ ディレクター)
1978年米国ミシガン州生まれ。九州大学大学院修士課程修了。専門はアジア近現代美術史。2002-2003年中国ロング・マーチ・プロジェクトに関わる。2003-2012年福岡アジア美術館、2012年よりナショナル・ギャラリー・シンガポールに勤務し、2021年より現職。主な企画展に、同館での「Between Declarations and Dreams: Art of Southeast Asia since the 19th Century」(2015)、「Reframing Modernism: Painting from Southeast Asia, Europe and Beyond」(2016)、「(Re)Collect: The Making of Our Art Collection」(2018)など。