Fan Week 2025 アートの風を吹かせよう。 9.13 ~ 9.28
Fan Week 2025
Program

福岡アジア美術館 ベストコレクションⅢ──変革の時代、新たなる自画像

2025年7月5日(土)~11月30日(日) 福岡アジア美術館 アジアギャラリー 福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7階

開催情報

タイトル福岡アジア美術館 ベストコレクションⅢ──変革の時代、新たなる自画像
会期2025年7月5日(土)~11月30日(日)
会場福岡アジア美術館 アジアギャラリー
開館時間9:30〜18:00(金曜・土曜は20:00まで)※ギャラリー入室は閉室30分前まで
休館日毎週水曜日(水曜が祝日・振替休日の場合はその翌平日)
観覧料一般200円(150円) 高校・大学生150円(100円) 中学生以下無料
※( )内は、20人以上の団体料金

概要

福岡アジア美術館は1999年の開館以来、アジアの近現代美術作品の系統的な収集に取り組み、質量ともに世界でも類を見ないユニークなコレクションを形成してきました。
本展は、当館が所蔵する約5,700点の作品の中から、アジア美術のスターアーティストの傑作を厳選してご紹介する「ベストコレクション」展の第三弾です。今回は1980-90年代に頭角を現したアーティストを中心に、11組による作品40点あまりを出展します。
日本がバブル経済の加熱から崩壊までを経験した80-90年代、アジアの多くの地域では政治の自由化や経済発展が進みました。この時期、アジア美術もまた変革の時代を迎え、西洋美術の模倣や古典の反復を超えて、他の時代・地域にはない独自の表現が、アジア各地で切り拓かれていきます。そして、西洋中心主義的な価値観の見直しが進むなかで、アジアの同時代美術の動向に国際的な注目が集まるようになり、各国から世界を舞台に活躍するスターがつぎつぎと登場しました。
アジアの美術が独自性を獲得していくときに重要なカギとなったのは、他者とは異なる自分自身のバックグラウンドを見つめ、それを起点に表現を展開しようとするアーティストたちの姿勢でした。自らのアイデンティティを構築している歴史・伝統・文化、あるいは、自らを取り巻く社会の現実を問い直し、これまでにない形で提示しようとすること──そのようないわば「新たなる自画像」を描く試みのなかから、アジア美術の新時代が築かれていくのです。
本展は、過去最大規模で開催する「ベストコレクション」展となります。アジア美術が大きな躍進を遂げる時代に制作された名作の数々を、ダイナミックな空間のなかでぜひご体感ください。

作品紹介

ハン・ティ・ファム[ベトナム/アメリカ]《自画像・ロングヘア・パイプ》1985年

タン・ダウ[シンガポール]《米を作る人々》1988年

タワン・ダッチャニー[タイ]《マーラの戦い》1989年

ナヴジョート、ラジクマール、シャンティバイ、ガスラムの共同制作[インド]《もうひとつの実践方法―世界をいかに作るか》(部分)1997年

ロベルト・フェレオ[フィリピン]《眠っているピンタド》1982年

 

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